
■全国の愛好家と開発者が同走、誇り示す832台
ホンダ<7267>(東証プライム)は11月17日、軽2シーター・オープンスポーツ「S660(エスロクロクマル)」によるパレードがギネス世界記録に認定されたと発表した。同パレードは11月15日に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで実施され、全国から集まったS660の計832台が本コースを走行し、「最大のホンダ車パレード(英名:Largest parade of Honda cars)」として正式に認定された。ギネスワールドレコーズ公式認定員による審査で全規定を満たすことが確認された。
このイベントは、S660発売10周年にあたる2025年に記録に残る機会をつくりたいとの思いから、オーナー組織「S660 Chubu Community」が主催した。パレードにはオーナーだけでなく車両開発や生産に携わったホンダ従業員も参加した。これまでのホンダ車による世界記録は、2010年5月に栃木県のモビリティリゾートもてぎで認定された「BEAT(ビート)」の569台であり、今回の認定はこの記録を大きく更新した形となる。
S660は2015年4月に発売された軽自動車規格の本格スポーツカーで、「走る喜び」の追求を目指して開発されたモデルである。2022年3月に生産を終了しているものの、発売から10年を経てもなお多くのファンに支持され、国内各地で大切に乗り続けられていることが今回の記録更新にもつながった。ホンダは今後もブランドの象徴としてのスポーツモデルの価値を発信していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























