サンリオが自己株式取得を決定、330万株(1.34%)・150億円の枠を設定
- 2025/11/21 07:51
- IR企業情報

■330万株の自己株式取得へ、株価割安を判断
サンリオ<8136>(東証プライム)は11月20日、自己株式取得を決定したと発表。取得枠は上限330万株で、発行済株式数(自己株式を除く)の1.34%に相当し、総額は150億円となる。取得期間は2025年11月21日から2026年2月10日までで、東京証券取引所での市場買付により実施する。同社は長期ビジョン“みんなを笑顔に導く灯台に”のもと企業価値と株主価値の向上を掲げ、成長投資と株主還元の両立を進めている。
今回の決定は、同社業績が中期経営計画の目標を上回って推移していることに加え、転換社債の株式転換が想定以上に進んだことで純資産が増加した点を踏まえ、資本効率の改善が可能と判断したことが背景にある。また、現在の株価が本源的価値を下回る水準にあると同社が認識していることも要因で、企業価値向上につながる適切なタイミングでの自己株式取得が妥当と判断した。
同社は今後も成長投資を優先し、ネットキャッシュや純資産の水準を確保したうえで余剰資金を用いた機動的な株主還元を検討する。M&Aやマイノリティ出資の検討も継続し、魅力的な案件が実現しなかった場合に最大300億円の追加還元を行う方針も今回とは別枠で保持する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















