全国保証がMFSと資本業務提携、住宅ローン領域のサービス高度化へ
- 2025/11/21 07:52
- IR企業情報

■AI共同研究と提携網活用でユーザー利便性を強化、企業価値向上を目指す
全国保証<7164>(東証プライム)は11月20日、オンライン住宅ローン比較診断「モゲチェック」などを運営するMFS<196A>(東証グロース)との資本業務提携を締結したと発表した。全国保証は住宅ローン保証を主力とする独立系保証会社で、中期経営計画に掲げる「住宅ローンプラットフォーマー」化の実現に向け、両社の強みを生かしたサービス高度化を図る方針を示した。MFS社はAI技術とクレジット分析を強みとし、モゲチェックの会員数は35万人に達している。
提携では、AIを活用したローン審査プロセスの共同研究や、両社の提携網を活かしたモゲチェックの普及拡大に取り組む。全国保証は不動産購入者向けの保証審査・連帯保証で全国的な提携網を有し、MFS社は住宅ローン審査データや顧客属性情報の蓄積と分析を背景に、高度な提案力を持つ。両社は住宅ローン検討者の利便性向上と市場の透明性向上を進めることで、住宅ローン選択に関する課題解決を強め、企業価値の向上を目指す。
資本提携では、全国保証がMFS社の第三者割当増資で普通株式1,019,600株(1株262円)を引き受け、出資総額267百万円、議決権比率10.0%を取得する予定である。払込期日は2026年1月8日を予定しており、同提携による業績への影響は軽微としている。MFS社はオンライン住宅ローンサービスと不動産投資プラットフォームの成長を背景に、2025年6月期には売上高2,917百万円、純利益160百万円を計上している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















