Arent、アサクラソフトを100%子会社化、バックオフィス領域に本格参入

■見積・台帳・勤怠データを工程・設計へ接続、業務横断の最適化を狙う

 Arent<5254>(東証グロース)は11月28日、アサクラソフトの全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得株式数は3,760株で議決権比率は100%となる。取得価格は普通株式5700万円とアドバイザリー費用2900万円に加え、一定の利益水準達成を条件とした最大1億5000万円のアーンアウトを設定した。アサクラソフトは建設業向けソフトウェアやクラウド型データベース開発を手掛け、1996年設立の企業である。

 同社は「アプリ連携型プラットフォーム」の実現を掲げ、業務間データをAPIで接続する仕組みの構築を進めてきた。今回の子会社化により、見積・積算・工事台帳などのバックオフィス領域をグループに取り込み、従来強みを持つ設計・施工などフロント業務との連携を強化する。コスト関連データを工程(PROCOLLA)や設計・数量(LightningBIM)へ接続し、計画と実績の差異把握や是正の迅速化を図る。

 アサクラソフトは2025年8月期に赤字を計上したものの、2026年8月期は単月黒字化に転じている。Arentはコスト構造の正常化や直営営業戦略の強化を通じ、収益性向上を見込む。市場規模が大きいバックオフィス領域への本格参入は、同社の「アプリ連携型プラットフォーム」構想の推進に資するとみられ、グループ全体の価値向上につながる可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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