滋賀県庁がエッジテクノロジーのAIを活用、業務効率化とデジタル人材育成を推進

■職員自らAI導入テーマを検討、実現可能性を検証

 エッジテクノロジー<4268>(東証グロース)は6月6日、滋賀県庁が推進するAI導入企画においてAIプラットフォームの提供およびAI導入支援業務を実施したと発表。滋賀県庁はデジタル人材育成やデジタルツールの展開による業務改革を目指しており、特にAIの利活用に力を入れている。

 同社は、2つのアプローチを用いてAI導入の実現可能性を検証した。まず、Amazon SageMaker Canvasを活用したノーコードのAutoML実行環境を提供し、滋賀県庁職員に対する研修とデータ準備、AI構築の支援を行った。また、OpenAIのGPTモデルを使用して定型業務における文章ドラフトの自動作成を試み、GPT-3.5 TurboとGPT-4の結果を比較した。

 PoCフェーズでは一定の導入効果が確認され、生成AIは既存のシステムでの利用が可能なプロンプトが提出された。AutoMLについても職員が自らデータとAIを作成できる支援が行われ、導入効果と課題が見られたため、次の施策に繋がる成果が期待されている。エッジテクノロジーは今後も滋賀県庁のデジタル改革を支援する予定としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る