【株式市場】日経平均561円高で大幅続伸、一時5万円台回復、TOPIXは反落

■米株高と利下げ期待でハイテク買い優勢、銀行株などは軟調

 12月3日、日経平均株価の大引けは561円23銭高の4万9864円68銭と大幅続伸し、取引時間中には一時5万円台を回復した。TOPIXは6.74ポイント安の3334.32と反落し、両指数で方向感が分かれた。

 前日の米国市場ではNYダウとナスダック総合指数がそろって反発し、利下げ期待を背景に投資家のリスク選好が強まったことが追い風となった。国内では半導体関連など値がさハイテク株に買いが入り、ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)など大型グロース株も上昇した一方、銀行株など金利敏感株は売られる展開となった。

 東証プライムの売買高は21億1627万株、売買代金は5兆4222億円と活況を維持したものの、個別では値下がり銘柄が優勢で相場の強弱感は対立した。業種別では非鉄金属が上昇率トップとなり、サービス業、不動産業、電気機器、情報・通信業などが堅調だった半面、銀行業、小売業、電力・ガス業、陸運業などは下落した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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