アイフリークモバイル、リアル連動型ソーシャルAI栽培アプリ「grow β」をプランティオ社・アイティフォー社と共同開発

■都市農をゲーム感覚で楽しむ

 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は3日、「持続可能な食と農をアグリテインメントな世界へ」をビジョンに掲げ、農と食民主化を目指すプランティオ(東京都渋谷区)と、金融機関や公共機関、小売業などに対し、ソフトウェア開発やシステムインテグレーションなどを提供するアイティフォー<4743>(東証プライム)と協業し、リアル連動型ソーシャルAI栽培アプリ「grow β」を開発したと発表した。

 「grow β」は、都市部における家庭菜園を対象に、種まきから収穫、さらには料理に至るまでの一連のプロセスをAIがサポートするものである。ユーザーは、アプリ内のAIキャラクター「ソイリィ」との対話やクイズ形式のクエスト、他ユーザーの栽培日記などを通じて、楽しみながら栽培の知識を深めることができる。

 また、野菜の種や栽培キットの購入は、Shopify上で展開されている「grow ONLINESTORE」と連携しており、アプリと現実の栽培体験がシームレスに結びつく設計となっている。これにより、ユーザーは「何を育てればよいか分からない」「育て方が分からない」といった課題を、ゲーム感覚で解決できる。

 「grow β」は、単なる栽培支援にとどまらず、ユーザーが育てた野菜を使って料理を楽しむ「Farm to Table」の実現を目指している。さらに、栽培活動によって削減されるCO₂量や緑化効果などを数値で可視化し、環境への貢献度を実感できる機能も備えている。

 今回の共同開発は、アイフリークモバイルが掲げる「“わくわく”コンテンツで社会課題を解決する」という理念と、プランティオが目指す「持続可能な食と農の社会実装」というビジョンが合致したことにより実現した。アイフリークモバイルは、これまでに培ったBtoCサービスの運営実績やアプリ開発、AI実装のノウハウを活かし、農業分野における新たな価値創造に挑むとしている。

 なお、「grow β」は10月29日よりテスト版がリリースされており、現在は事前登録者限定で実証実験が行われている。

 今後、同社は、今までに培った知見や経験を生かし、農業やSDGs、環境保全などの分野、ITとコンテンツを活用し新たな価値提供を進め、今後の地域社会へのさらなる貢献を目指す方針である。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る