【注目銘柄】スペース、再増配と好業績が株価を押し上げ、高配当バリュー株に注目

注目銘柄

■年初来高値を更新、業績再上方修正・再増配でバリュー株買いが増勢

 スペース<9622>(東証プライム)は、前日15日に134円高の1593円と急続伸して引け、東証プライム市場の値上り率ランキングの第6位に躍り出るとともに、取引時間中には1596円まで買い進まれる場面があり、11月28日につけた年初来高値1484円を更新した。前週末12日に今2025年12月期業績の今年7月に続く2回目の上方修正と同じく2回目の増配を発表しており、バリュー株買いが増勢となった。とくに再増配では、年間配当利回りが4.39%に高まり、12月決算会社の高配当利回りランキングの第13位にランクアップすることから、債券投資の所有期間利回り感覚でインカムゲイン妙味が拡大するとして強く買い評価されている。

■案件対応力向上で機動的な受注体制を確保し大型案件を獲得

 同社の2025年12月期業績は、今年7月31日に上方修正されたが、その修正値を再上方修正し、売り上げが7月修正値より60億円、営業利益、経常利益が各3億円、純利益が4億円引き上げられ、売り上げ715億円(前期比11.3%増)、営業利益44億円(同27.0%増)、経常利益44億2000万円(同25.1%増)、純利益32億円(同25.7%増)と見込んで増収増益率を伸ばし、純利益は、前期の過去最高(25億5400万円)を連続更新する。顧客企業の旺盛な投資意欲を背景に複合商業施設・総合スーパー分野や飲食店分野が伸長し、顧客対応型組織を軸とした営業部門と専門組織との部門間連携により、総合的な案件対応力を向上させ機動的な受注体制を確保し、大きな案件や新たな事業機会を獲得したことなどが寄与した。

 配当は、今年7月の業績上方修正時に年間配当を期初予想の54円(前期実績54円)から60円に増配したが、今回の業績再上方修正とともにさらに70円に再増配を予定している。3期連続の増配となる。

■PER12倍、配当利回り4.3%の修正で2018年高値1640円にチャレンジ

 株価は、トランプ関税ショック時に年初来安値976円と売られたが、売られ過ぎとしてリバウンドし、7月の今期業績の上方修正・増配に反応して1449円まで買い進まれ、いったん1329円まで調整したが、今期第3四半期の好決算で年初来高値1484円まで買い進まれ、業績再上方修正・再増配とともに同高値を更新した。PERは12.2倍、配当利回りは4.39%となお割安であり、インカムゲイン妙味とともにキャピタルゲイン妙味も膨らませ、次の上値目標として2018年1月高値1640円にチャレンジしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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