松屋フーズHD、松富士を完全子会社化、六厘舎擁するラーメン事業を第3の柱に

■関東120店舗・9ブランドを展開、牛めし・とんかつに次ぐ収益基盤を構築

 松屋フーズホールディングス<9887>(東証プライム)は12月15日、松富士の全株式を取得し、同社を完全子会社化すると発表した。個人消費の回復やインバウンド需要の拡大が進む一方、原材料価格や人件費、エネルギーコストの上昇など不確実性が残る外食市場を背景に、マルチブランド戦略と収益構造の高度化を中長期戦略の柱に据え、麺類事業の拡充を図る。

 松富士は関東を中心にラーメン・つけ麺チェーンを直営展開し、全9ブランド・120店舗(2025年11月末時点)を有する。所沢のセントラルキッチンを核とした品質・衛生管理体制や、多様な立地フォーマットでの高い再現性を強みとする。「六厘舎」をはじめとする旗艦ブランドは、東京駅や羽田空港など主要立地で高い認知度と顧客支持を獲得し、商品開発力や通販事業の伸長、海外を含む未進出エリアへの出店余地も評価された。

 取得価額は91億円で、同社の連結売上高は100億600万円、営業利益は4億300万円(いずれも2025年6月末)となる。松屋フーズが培ってきた新規出店ノウハウや物流網、データ活用、人材育成の知見と、松富士の商品・ブランド運営力を融合させ、ラーメン業態への本格進出を加速する。牛めし、とんかつに続く第3の柱として顧客接点を拡大し、グループ全体の持続的成長と収益性向上を目指す。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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