Genki GDC、直島町でハマチ・カンパチ養殖協業、水温安定の海域で年900トン
- 2025/12/24 09:21
- IR企業情報

■2026年冬から本格出荷、魚べい全店で提供
Genki Global Dining Concepts(Genki GDC)<9828>(東証スタンダード)は12月23日、有限会社三栄水産および有限会社大塚水産と、香川県香川郡直島町におけるハマチ・カンパチ養殖事業の協業開始を発表した。瀬戸内海でも水温が安定し潮通しの良い直島町の海域特性を生かし、国産魚を安定調達する新たなモデル構築を目指す。生産した魚は回転寿司「魚べい」など同社グループ全店舗で提供する方針だ。
協業の背景には、地球温暖化による水温上昇などで日本の水産業が構造的課題に直面する中、養殖適地の重要性が高まっている点がある。直島町は年間を通じた水温変動が小さく、酸素量が豊富で病害リスクも抑えられる環境を備える。香川県のブランド魚「オリーブハマチ」の育成実績もあり、品質と安定供給の両立が可能と判断した。
同事業では生け簀45基を設置し、年間約900トン(約18万匹)の生産を計画する。2026年冬頃から本格出荷を開始し、これに先立ち12月下旬から6日間限定で「直島寒ぶり」を全国の魚べいなどで販売する予定だ。安定供給体制の構築により、消費者への品質向上、地域ブランド価値の向上、同社のサプライチェーン強化につなげる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















