【どう見るこの株】マテリアルグループは昨年来高値更新、1Q好業績に自己株式取得と連続増配とが相乗効果

どう見るこの株

 マテリアルグループ<156A>(東証グロース)は、前日15日に一時97円高の905円と買われ、昨年9月19日につけた昨年来高値899円を更新し、大引けでも81円高の889円と急反発し、東証グロース市場の値上がり率ランキングの第24位と賑わった。前々日14日に発表した今2026年8月期第1四半期(2025年9月~11月期、1Q)業績が、2ケタ増収増益と続伸して着地し、V字回復を予想している今8月期通期業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに割安訂正買いが再燃した。今期配当の連続増配を予定し、昨年11月19日に発表した自己株式取得も見直され相乗効果を発揮しフォローの材料視されている。

■前倒し採用のPRパーソンやM&A子会社などが即戦力として大幅に寄与

 今期1Q業績は、売り上げ21億7000万円(前年同期比32.4%増)、営業利益3億4900万円(同43.7%増)、経常利益3億2300万円(同32.6%増)、純利益1億8800万円(同23.9%増)と大幅続伸した。PRコンサルティング事業では、PRパーソンの前倒し採用や代理店取引、直接取引も堅調に推移し、デジタルマーケティング事業では前期に連結子会社化したBridge、PRプラットフォーム事業では2025年9月に連結子会社化したトレプロがそれぞれ寄与したことなどが要因となった。今8月期通期業績は、期初予想に変更はなく売り上げ89億6400万円(前期比42.6%増)、営業利益11億5000万円(同38.2%増)、経常利益10億3700万円(同37.6%増)、純利益6億1200万円(同30.5%増)と売り上げと営業利益は大幅続伸、経常利益と純利益はV字回復を見込んでいる。1Q利益は、この8月期通期予想業績に対して30%~31%の進捗率を示し、目安の25%を上回った。

 なお同社が現在進めている自己株式取得は、2024年3月の新規株式公開(IPO)以来、2024年7月、2025年4月に取締役会決議したのに続く3回目で、取得株式総数を30万株(発行済み株式総数の3.1%)、取得総額を2億4600万円、取得期間を昨年11月20日から今年2月28日までとして実施中である。また今期配当も、連結配当性向を33%以上として累進配当を基本とする株主還元政策に従って年間26.1円(前期実績26円)に連続増配を予定している。

■PER13倍、配当利回り2.9%の修正で「半値戻しは全値戻し」を目指す

 株価は、昨年4月のトランプ関税ショックで上場来安値に並ぶ553円安値に突っ込み、売られ過ぎ修正に相次ぐM&Aが加わって昨年来高値899円までリバウンドし800円台を固めていたが、前期業績が期初予想を下ぶれて着地したことが響いて644円と再調整し、売られ過ぎ修正に自己株式取得が続いて急反発し、昨年来高値を更新してきた。この株価水準は、2024年3月のIPO時につけた上場来高値1180円から上場来安値551円までの調整幅の半値戻しをクリアしており、PERが13.9倍、配当利回りも2.93%と割安なことから相場格言の「半値戻しは全値戻し」を目指し、一段の上値追いが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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