平田機工、海外生物資源の適正利用を支援する新サービス「HiABS+」開始

■インドネシア農業近代化庁と合意、生きた生物やウイルスの研究開発を円滑化

 平田機工<6258>(東証プライム)は1月26日、海外の生物遺伝資源の適正利用を支援する新サービス「HiABS+(ハイエイビイエスプラス)」を2月より提供開始すると発表した。同社は持続可能な社会の実現に向け、生物遺伝資源を活用したビジネスを展開している。新サービスは、企業や大学が海外の「生きている生物」を研究開発に利用する際、生物多様性条約に基づく複雑なABS(取得と利益配分)手続きを包括的に支援するコンサルティング業務が主柱となる。

 同サービスの対象には、従来の植物遺伝資源に加え、育種素材、培養細胞、小型無脊椎動物、細菌、ウイルスといった広範な生物が含まれる。具体的な支援内容として、各国のABS法令調査や必要書類の整備、相手国政府機関との調整・交渉、名古屋議定書等の国際ルールに基づく適正利用の指導を掲げる。また、以前より共同開発を進めるインドネシア農業近代化庁(BRMP)とは、生きた生物の利用に関する合意書を新たに締結し、現地の規制下での研究協力体制を整えた。

 国際ルールへの対応を一層強化するため、同社は国際法・環境法の専門家である岩手大学名誉教授の磯崎博司氏とアドバイザリー契約を締結した。磯崎氏は生物多様性条約や名古屋議定書の遵守に関する国際的な要職を歴任しており、同氏からの指導を通じて透明性と公平性の高い事業運営体制を構築する方針だ。これにより、顧客の研究開発を円滑化するとともに、国際的な信頼性を備えた生物遺伝資源ビジネスの拡大を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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