アップコン、業績予想を大幅上方修正、民間工事受注拡大で利益倍増へ、大型案件受注が通期業績を後押し

■公共・民間工事の好調で第2四半期業績が急伸

 アップコン<5075>(名証ネクスト)は7月15日、2026年1月期第2四半期(累計)および通期の業績予想を上方修正すると発表した。第2四半期の売上高は前回予想の48000万円から67000万円へと増額され、営業利益は8400万円から2億3400万円、経常利益は8500万円から2億3700万円、当期純利益は5200万円から1億5700万円に修正された。主因は、公共・民間工事の受注が想定を上回り、全体として好調に推移しているためとしている。

 通期業績予想についても、売上高は10億円から12億円に、営業利益は1億7500万円から2億2800万円にそれぞれ増額。経常利益は1億7700万円から2億3100万円、当期純利益は1億800万円から1億5300万円とされ、前期実績の数値に迫る勢いとなった。業績予想の見直しは、大型案件の複数受注が見込まれる中で、収益の拡大が確実視されたことによるものである。

 あわせて発表された個別の受注案件では、民間事業による沈下修正工事を1億8000万円で受注したことも明らかにされた。施工完了は2025年8月を予定しており、2026年1月期第3四半期の売上高に計上される見込み。同社は今後も業績予想の見直しを随時行い、開示ルールに従って情報を公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る