スバル、トヨタ、マツダが電動化時代に向けた新たなエンジン開発を発表、内燃機関の新たな役割

■エンジンと電動ユニットの最適化、小型化、CN燃料への対応を推進

 SUBARU(スバル)<7270>(東証プライム)、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)、マツダ<7261>(東証プライム)の3社は5月28日、カーボンニュートラル実現に向けて、電動化に適合する新たなエンジン開発を各社のスタイルで進めていくと宣言した。新エンジンではモーターやバッテリーなどの電動ユニットとの最適な組み合わせを目指していく。また、エンジンを小型化してクルマのパッケージを革新させる。

 さらに、化石燃料に頼らず、e-fuel(合成燃料)やバイオ燃料、液体水素など多様なカーボンニュートラル燃料(CN燃料)にも対応することで、内燃機関でのカーボンニュートラルを実現する。3社はこれまでも、各社のブランドを象徴するエンジン開発を通じて個性的な車づくりを行ってきた。最近では極限状態のレースに液体水素エンジン車やCN燃料車を投入するなど、新たな選択肢を模索してきた。

 3社の代表者は、カーボンニュートラルの未来に向けた取り組みを強調。スバルの大崎篤社長は「クルマの電動化技術を磨くと共に、水平対向エンジンをさらに進化させる」と語り、トヨタの佐藤恒治社長は「未来のエネルギー環境に寄り添ったエンジンの進化に挑戦する」と述べた。マツダの毛籠勝弘社長は「ロータリーエンジンを育成し、共創と競争で挑戦する」と意欲を示した。この取り組みにより、スバル、トヨタ、マツダは日本の自動車産業の未来を見据え、持続可能なモビリティの実現に向けて協力していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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