ベステラ、営業益98%増、2期連続の経常最高益へ、中計で売上高300億円

(決算速報)
■粗利率の高い工事を選別受注、自己資本比率も64.8%に改善

 ベステラ<1433>(東証プライム)は3月12日、2026年1月期(2025年2月~2026年1月)の連結決算を発表した。売上高は111億4000万円(前年同期比2.2%増)、営業利益は7億4100万円(同98.3%増)と大幅増益を達成した。積算体制の整備による粗利率の高い工事の選別受注や、工法・工程管理の工夫による収益性改善が奏功し、経常利益は7億6300万円(同29.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億3200万円(同78.8%増)となった。

■解体・メンテナンス事業が堅調、財務体質も改善

 主力の解体・メンテナンス事業では、前期に受注した大型工事を含む潤沢な受注残と良好な受注環境、好調な人員採用による組織体制の強化を背景に、プラント解体工事の施工が好調に推移した。完成工事高は108億1800万円(同2.1%増)だった。人材サービス事業を含むその他事業も、売上高3億2200万円(同6.5%増)と堅調に推移した。財務面では、短期借入金30億円の返済などにより負債が圧縮され、総資産は前期末比24.6%減の83億3400万円となった。一方、自己資本比率は前期末の43.9%から64.8%へ大幅に改善した。

■来期は売上高130億円計画、経常利益は連続最高益視野

 2027年1月期の連結業績予想は、売上高130億円(前期比16.7%増)、営業利益10億円(同34.9%増)、経常利益10億2000万円(同33.6%増)を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上した投資有価証券売却益を現時点で見込まないことから7億円(同4.5%減)とした。受注残高は過去最高水準にあり、2期連続の経常最高益更新が視野に入る。

■中計で脱炭素解体とAI活用推進、配当は年40円維持へ

 同社は、2027年1月期から2031年1月期までの5カ年を対象とする中期経営計画「Leading the Future 中期経営計画2030」を策定した。「脱炭素解体の工法開発とAI活用による競争力強化」「プラント集積地域への拠点拡大による成長加速」「海外市場探索と将来展開への基盤整備」を重点戦略に掲げ、2031年1月期に売上高300億円、営業利益33億円、ROE20%以上の達成を目指す。配当は、今期の年間配当を1株当たり40円(前期比20円増)とし、来期も同水準を維持する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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