NTT、世界最高感度の200GHz級受光素子開発、次世代データセンタ通信を後押し

■超高速と50年級耐久性を両立、次世代光通信向け受光素子を発表

 NTT<9432>(東証プライム)は3月12日、世界で初めて200GHz級の動作速度と実用レベルの高信頼性を両立した、次世代光通信向け受光素子を実現したと発表した。データセンタ内の光通信高速化が進む中、信号速度400Gbaud級に対応する基盤技術として位置づけられる成果であり、毎秒3.2テラビット級の超高速光通信実用化に前進した。1310nm帯で世界最高の受光感度も達成した。

 背景には、通信トラヒックとデータセンタ消費電力の急増がある。将来の毎秒3.2テラビット超級イーサネットには、200Gbaud級から400Gbaud級の信号速度に対応する送受信器が必要となる一方、高速化に伴う感度低下や信頼性低下が課題だった。今回NTTは、干渉型の垂直入射構造、階段状の反転型構造、裏面への半導体レンズ集積技術を組み合わせ、高速動作、高感度、高信頼性、製造しやすさを同時に実現した。

 信頼性面では、Telcordia GR-468-CORE準拠の高温通電試験を実施し、85℃動作条件で50年超に相当する耐久性を確認した。200Gbaudでのデモ実験では良好な信号伝送品質も実証した。成果は3月15日から19日に米ロサンゼルスで開かれるOFC2026で、査読委員から最も高く評価されたトップスコア論文として講演する。今後は市場導入と製品化に向け、NTTイノベーティブデバイスで開発を進める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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