【株式市場】主力株の上値重く材料株物色が活発で新規上場2銘柄は堅調

株式

◆日経平均の終値は1万8789円69銭(97円01銭安)、TOPIXは1523.62ポイント(9.98ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億8707万株

チャート5 24日後場の東京株式市場は、円高基調に加えて上海株式が保険会社に対する投資規制強化などで下げたため様子見ムードが漂い、日経平均は前日終値水準でモミ合ってから軟調相場に移行し、一時105円76銭安(1万8780円94銭)まで軟化し4日続落となった。東証2部指数、マザーズ指数など、主な株価指数は総じて安い。

 後場は、一段と材料株物色が強まり、米グーグルとフォードの自動運転技術に関する提携報道を材料にテクノスジャパン<3666>(東1)が一段高。同じく自動運転関連株のアイサンテクノロジー<4667>(JQS)が一段高のストップ高となり、アートスパークホールディングス<3663>(東2)はアイサンテクノと注力筋が共通との見方などが言われてストップ高。キャンバス<4575>(東マ)は抗がん剤候補の臨床などを材料にストップ高。

 本日は新規上場が2銘柄あり、ケイアイスター不動産<3465>(東2・売買単位100株)は注文住宅や分譲住宅などを展開し、9時13分に公開価格1200円を7%上回る1282円で初値がついた。高値は前場の1318円で、大引けは1210円。

 ソーシャルワイヤー<3929>(東マ・売買単位100株)はプレスリリースの配信代行やWeb情報のクリッピングサービスといったニュースワイヤー事業などを行い、10時42分に公開価格1600円を57%上回る2511円で初値がつき、高値は前場の3015円、大引けは2094円。

 東証1部の出来高概算は19億8707万株(前引けは10億237万株)、売買代金は1兆9362億円(同9726億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は326(同693)銘柄、値下がり銘柄数は1523(同1126)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、鉱業、石油・石炭、鉄鋼、海運、卸売り、銀行、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る