野村HD反発も鈍い、量的緩和期待薄らぎ週足チャートは2段下げの展開

8604 野村ホールディングス

 野村ホールディングス<8604>(東1・売買単位100株)は、前週末に中国ショック時安値を下回り664円と下げたが、週明けの今朝は681.5円(前日終値比11.3円高)と反発している。しかし、700円大台を回復には至っていない。10月26日の戻り高値809円の後、11月に数回も800円前後において強力な上値の壁を作ってしまったことが響いて処分売りが続き、遂には中国ショックでの安値(670円)を下回るに至った。「金融関連株に頼みの、日本の第3次量的金融緩和が期待できそうにない雰囲気の下では上値は期待できないだろう。むしろ、週足チャートが、2段下げに入っている形だけに今年年初の610円前後を見に行く可能性がありそうだ」(中堅証券)との見方である。

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