DNAチップ研究所はうつ病に関与する遺伝子研究など材料に出直る

株式市場 銘柄

■北朝鮮や中東情勢など不透明なため内需株や材料株に資金退避

 DNAチップ研究所<2397>(東2・売買代金100株)は7日、2日続伸の始まりとなり、取引開始後に7%高の540円(35円高)まで上伸。9時50分にかけては東証2部銘柄の値上がり率2位を競う展開となっている。6日付で、うつ病の病態に関与する複数の遺伝子とそれらの相互作用ネットワークを同定する共同研究成果が国際科学論文誌「Scientific Reports」に掲載されたと発表。材料視されている。

 株価は2014年11月の1430円を高値に長期調整基調が続き、この間の安値は15年12月25日の462円。値動きだけを見るとまだ底入れ感が見られない状態だ。ただ、北朝鮮の「水爆」核実験やサウジアラビアとイランの国交断絶など、国際情勢に不透明感がある状態のため、内需関連株や材料株に資金が退避する動きがあるようで注目されている。

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