【株式市場】日経平均は490円安、NY株の大幅反落など影響し業種別指数は全業種が安い

◆日経平均は2万8055円28銭(490円40銭安)、TOPIXは1952.48ポイント(31.99ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億2784万株

■新規上場3銘柄は好発進、マザーズ指数は安値更新

 12月20日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株式の大幅反落などを受け、トヨタ自<7203>(東1)やソニーG<6758>(東1)が安く始まり、半導体関連株の中には安寄り後に次第安の銘柄も散見された。日経平均は220円安で始まり、横ばい小動きを続けたが、午前10時40分頃から次第安となり、前引けにかけて530円63銭安(2万8015円05銭)まで下押し、前引けはやや持ち直した。

 ミクニ<7247>(東1)が東証1部の値上がり率トップとなり、インドのタタモータースからの真珠中など材料視され逆行高。マーチャント・バンカーズ<3121>(東2)は積極的な事業展開で収益拡大基調との銘柄分析レポートなどで大きく反発。フレアス<7062>(東マ)は引き続き月次売上高など好感され急出直り。トミタ<8147>(JQS)は半導体製造装置向け事業を取り巻く環境好転などが言われて一時ストップ高。

 3銘柄が新規上場となり、マザーズ指数が安い中でそろって好発進。グローバルセキュリティエキスパート<4417>(東マ)は4020円(公開価格2800円の44%高)で初値がつき、4270円まで上げて前引けは4035円。JDSC<4418>(東マ)は1681円(公開価格は1680円)で初値がつき、2081円まで上げて高値引け。HYUGA PRIMARY CARE(ヒュウガプライマリケア)<7133>(東マ)は3640円(公開価格2600円の40%高)で初値がつき、4340円まで上げて高値引け。

 東証1部の出来高概算は5億2784万株、売買代金は1兆1413億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は160銘柄、値下がり銘柄数は1981銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、その他製品、医薬品、パルプ紙、海運、食料品、倉庫運輸、情報通信、水産農林、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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