【狙い場・買い場】ERIホールディングスの今5月期営業利益2.5倍、住宅性能評価好調

狙い場・買い場

 ERIホールディングス<6083>(東1)は、テクニカル面で、逆張り指標のRSI(14日線)が20%以下と買いサインが出ており、注目したい。同社グループは、純粋持株会社として子会社等の経営管理等を行う同社と連結子会社4社(日本ERI株式会社、株式会社ERIソリューション、株式会社東京建築検査機構及び株式会社ERIアカデミー)により構成され、建築物等に関する専門的第三者機関として、社名にある、Evaluation(評価)Rating(格付け)Inspection(検査)を主な事業として展開している。

 今2016年5月期・第2四半期業績実績は、売上高が59億2300万円(前年同期比0.8%増)、営業利益が3億2700万円(同23倍)、経常利益が3億3800万円(同7.3倍)、純利益が2億0500万円(同34倍)に着地。

 通期業績予想は、売上高が118億6600万円(前期比0.7%減)、営業利益が7億4100万円(同2.5倍)、経常利益が7億5400万円(同2.3倍)、純利益が5億0700万円(同28倍)と回復を見込んでいる。年間配当30円継続を予定している。

 第2四半期は、建築基準法改正で6月から適合性判定手数料の取り扱いが変更になったことから、確認検査事業は減収だったが、住宅性能評価および関連事業やその他事業が伸長し売上高は増加。適合性判定手数料などの費用が減少し、大幅増益と好調で通期業績予想も達成できる見通し。

 株価は、昨年4月27日につけた昨年来高値1100円から同9月29日に上場来の安値712円まで調整を挟んで同10月20日高値975円と上昇。850円を軸としたモミ合いを下放れ。テクニカル面で、逆張り指標のRSI(14日線)が20%以下と買いサインが出ている。今期予想PER11倍台と割安感があるほか、配当利回りも3.9%と利回り妙味も増す水準に届いている。ここから安値に接近するようであれば、リバウンド狙いで買い妙味が膨らみそうだ。(N)

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