ジャパンフーズの第3四半期は大幅増益で通期計画を上回る

■積極的な営業活動で新規商材を獲得

 ジャパンフーズ<2599>(東1)は27日、16年3月期第3四半期累計(4月~12月)の非連結業績を発表した。

 売上高が前年同期比39.5%減の122億17百万円、営業利益が同3.2倍の10億19百万円、経常利益が同3.1倍の10億9百万円、四半期純利益が同2.7倍の4億62百万円だった。通期計画に対する進捗率は、営業利益149.9%、経常利益144.1%、四半期純利益118.5%となり、通期の予想額をすでに上回った。

 発表によると、積極的な営業活動による新規商材の獲得効果もあり、受託製造数は同0.5%増の3165万9千ケースとなった。これにより、売上高は一部顧客企業の取引形態変更により減少したが、利益面では、電力・燃料費等のユーティリティ関連コストの低減に努めたことが寄与して、営業利益、経常利益ともに前期に比べ増加した。

 今期(16年3月期)通期の非連結業績予想(4月24日公表)は、売上高が前期比32.8%減の167億円、営業利益が同11.4倍の6億80百万円、経常利益が同11.6倍の7億円、純利益が3億90百万円(前期は24百万円の赤字)と大幅な増益を見込んでいる。

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