【株式市場】3連休前の持高調整に押されるが好決算株など強く日経平均は続伸

◆日経平均の終値は1万7197円73銭(30円63銭高)、TOPIXは1380.58ポイント(2.91ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億320万株

チャート15 9日後場の東京株式市場は、ソニー<6758>(東1)などが本日の高値圏で堅調に推移したものの、週末を含む3連休を前に先物市場で持ち高を調整する動きが強まったようで、日経平均は朝方の一時175円55銭高(1万7342円65銭)から次第に値を消して14時過ぎに一時37円57銭安(1万7129円53銭)まで下げる場面があった。日経JASDAQ平均と東証マザーズ指数は軟調で小反落となった。

 好決算の銘柄は軽量株ほど強い印象があり、昨日第1四半期を発表したファーストリテイリング<9983>(東1)は朝方に高値を更新したあとダレ模様になったのに対し、エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)はストップ高のあと売買交錯を経て再びストップ高。13時に前11月決算と自社株買いを発表したネクステージ<3186>(東1)は急伸してストップ高。テラ<2191>(JQS)は再発性胃がんに関する英科学誌の記事が言われてストップ高を続けた。

 本日は先物・オプションの清算値(SQ)算出日に当たり、市場筋推計のSQは日経平均方が昨日の日経平均終値比174円76銭高の1万7341円88銭。

 東証1部の出来高概算は25億320万株(前引けは13億5255万株)、売買代金は2兆4385億円(同1兆3013億円)。1部上場1859銘柄のうち、値上がり銘柄数は728(同810)銘柄、値下がり銘柄数は986(同873)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(同19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報・通信、保険、ゴム、その他金融、精密機器、輸送用機器、化学、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る