【チャート診断】三菱商事は減額修正織込んだが、先行きなお不透明、次期見通し次第ではリーマンショック時安値も

チャート診断

 三菱商事<8058>(東1・100株)は、1日(金)、一時、72.5円安の1833.5円まで下げ25日線を割り込むと同時に2000~2100円のモミ合いを下放れた。とくに、2100円前後ではトリプル天井を形成し上値にシコリを作る形となっている。週足チャートでも26週線を大きく割り込んでいる。

 去る、3月24日に発表した16年3月期の最終利益減額が響いている。純益を当初の3000億円から赤字1500億円へ大幅減額した。原油等資源価格下落に伴いチリ銅事業の損失発生による。営業利益見通しは公表していないが、四季報では31%減益とみている。

 ただ、大幅減額修正だが、今年2月12日の安値1565円に対してはまだ270円の余裕がある。この動きからは16年3月期の業績悪はほぼ織込んだものとみられる。次の焦点は17年3月期がどうなるかである。「今の世界経済情勢からは原油など資源相場が上向くとは思えない」(中堅証券)ということからは今後の業績見通しは厳しそうである。

 次期業績見通し次第ではリーマンショック時の安値である923円(2008年11月)を見に行く可能性も否定できないだろう。投資効率を考慮すれば好業績銘柄に乗り換えるのがよいだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る