大和コンピューターが「IT農業」の共同研究で後場もストップ高買い気配

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■植物工場の統合環境制御などに期待が高揚 

 大和コンピューター<3816>(JQS・売買単位100株)は4日、後場も買い気配のままストップ高の1593円(300円高)で始まり、4日はまだ朝から売買が成立していない。1日付で、大阪府立大学、デンソーなどと共に「植物工場の栽培環境実測と統合環境制御による作物の品質・生産性向上に関する研究」を研究題目とした共同研究契約を発表し、期待が高揚した。

 システム開発銘柄の中ではニュースが少なく地味との指摘があり、このところの株価は、業績が連続最高益の見通しであるにもかかわらず横ばい小動きが続いてきた。こうしたケースでは、ストップ高となっても翌日にアトが続かず息切れすることがあるようだが、同社ホームページには、「ITで結ぶ農業」として、生育状態に合わせて養液供給量を制御する「総合環境制御(自社製)」を用いたトマトの収量向上への取り組みや、メロンの栽培などが掲示されている。

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