東洋紡が洗って使える花粉対策マスク素材など材料に戻り高値

株式市場 銘柄

■最高益に迫る好業績で先取り相場本格化の期待も 

 東洋紡<3101>(東1・売買単位100株)は5日、大きく出直る始まりとなり、取引開始後に7%高178円(11円高)まで上げて日経平均の250円安などに逆行高となり、戻り高値を更新した。4月1日付で香港のグループ会社の事業撤退を発表し、3月31日付では新素材「アルゲンブロック」の洗って使える花粉対策マスクへの採用を発表。自動車株などが重いため退避的に見直す動きもあるようだ。

 IT銘柄に慣れた投資家にとっては社名から受けるイメージが古風になるが、業績は好調で、2016年3月期の連結純利益は前期比4割増の115億円を見込み、過去最高だった07年3月期の135億円に迫る勢いがある。2月以降の回復相場が一服した印象から再び上値を追い始めたため、好業績を先取る相場が本格化する兆しの可能性もあるようだ。

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