クリーク・アンド・リバー社の子会社エコノミックインデックスは「EIセンチメント」クラウド版の提供を開始

新製品&新技術NOW

■業績や販売データなどの変動要因を、人工知能を用いてリアルタイムで分析・検証できるソフトウェア・ツール

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東2)のグループ企業で、データ情報分析サービスを行うエコノミックインデックスは、業績や販売データなどの変動要因を、人工知能を用いてテレビやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上のデータからリアルタイムで分析・検証できるソフトウェア・ツール「EIセンチメント」クラウド版の提供を開始した。

 この提供開始に合わせて当社では、Webやスマートフォンを用いた販促などのデジタルマーケティング、テレビ番組や広告・宣伝制作分野へ活用提案を進める。コンバージョンレート(Webサイトの訪問者が購入や登録を行った率)の改善や販売・宣伝・広報戦略の見直しなど、クライアント企業のKPI(Key Performance Indicator :主要業績評価指標)に即した戦略の立案が可能となる。

 「EIセンチメント」は、SNSやテレビなどの各種メディアにおいて、企業の広報宣伝活動や報道などによって話題となっている言葉=“空気”が自社の売上高や販売数などのKPIに与える影響度を俯瞰的に可視化・検証するデータ分析サービス。このサービスを使うと、日々企業が注目しているKPIを入力すると、業績の変動と相関関係にあると推測されるキーワードが導き出され、クライアント企業が想定していなかったことを発見できる。

 2015年春よりEI社では、企業からの依頼に応じてデータサイエンティストが、世間にあふれるビッグデータから、埋もれている“空気”を発掘してビジネス視点や分析結果を報告するサービスを行ってきた。しかし、レポートには高い評価を得ながらも、データサイエンティストがチューニングを繰り返すプロセスは時間がかかり、分析作業に数ヵ月かかることもあった。

 今回提供を開始したクラウド版は、アルゴリズム(プログラムの処理手順)を自動化させ、業績数値と分析対象となるキーワードも汎用的なリストから適時取捨選択できるようにしたことで、データサイエンティストの力を借りなくても、人工知能によって企業の誰もが手軽に使用できるソフトウェア・ツールとなっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る