【狙い場・買い場】川崎重工業は下げ過ぎ感でリバンド狙い、前3月期は営業増益、最終利益減益に、利回り4.2%

狙い場・買い場

 川崎重工業<7012>(東1)は、25日線移動平均線がマイナスかい離(-10%)の下げ過ぎた銘柄として注目したい。

 同社は、航空機はもちろん人工衛星まで手がける航空宇宙事業。LNG、LPGなどのガス船や潜水艦を得意とする造船事業。新幹線、ニューヨーク地下鉄など、世界に製品を送り出している鉄道車両事業。ガスタービンやバイオマス発電で実績を重ねるエネルギー関連事業。さらに各種プラントや環境関連設備、産業機械、産業用ロボット、鉄鋼構造物など、幅広いエンジニアリング技術を必要とするさまざまな事業。そして、Kawasakiブランドで知られるモーターサイクル、ATV、ジェットスキーR、汎用ガソリンエンジン。総合エンジニアリング企業として、また、世界的なレジャー製品メーカーとして、他に類を見ないユニークで幅広い事業を展開などしている。

 前2016年3月期第3四半期実績は、売上高が1兆0655億5600万円(前年期比4.8%増)、営業利益が668億3800万円(同10.7%増)、経常利益が660億4600万円(同1.9%増)、純利益が295億7400万円(同34.1%減)に着地。

 通期業績予想は、売上高が1兆5700億円(前期比5.6%増)、営業利益が910億円(同4.2%増)、経常利益が890億円(同5.5%増)、純利益が450億円(同12.8%減)を見込む。年間配当予想は12円(同2円増)を予定している。

 前期は、車両事業やガスタービン・機械事業の売り上げ計上時期の見直し、ブラジル造船合弁事業の損失計上などで当初計画を下回るものの、営業利益の段階では連続最高益更新が見込まれている。

 株価は、1月4日の年初来の高値454円から2月12日に年初来の安値269円まで調整を挟んで3月7日高値357円と上昇。上げ一服で売り直されているが、25日線移動平均線がマイナスかい離(-10%)で安値に接近し、値ごろ感が出ている。連続最高益更新、増配含みと観測している。前期予想PER10倍台と割高感はなく、同配当利回り4.2%と利回り妙味が増す水準。ここから下押す場面は、買い妙味が膨らみそうだ。(N)

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