【株式市場】円安は午後一服だが日経平均は一段高となり2月2日以来の大台回復

株式

◆日経平均の終値は1万7363円62銭(457円08銭高)、TOPIXは1393.68ポイント(27.90ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億8362万株

◆本日上場のジャパンミートは公開価格を上回り好発進

チャート11 21日後場の東京株式市場は、午前中の円安基調が一服気味になったことなどでトヨタ自動車<7203>(東1)が13時前の水準を高値に一進一退に転換し、日経平均は13時頃の475円16銭高(1万7381円70銭)を上値に高値モミ合いに転じた。それでも終値で今年2月2日以来の1万7300円台回復となった。主な株価指数はすべて高い。

 三菱自動車<7211>(東1)は燃費データ偽装問題のため大引けまでストップ安気配が続いたが、昨日の14時過ぎにこの問題が伝えられて一緒に下げた三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は反発。JXホールディングス<5020>(東1)などが原油市況の回復を受けて午前中に戻り高値を更新したまま堅調。日本エム・ディ・エム<7600>(東1)は資本業務提携が好感されてストップ高。北日本紡績<3409>(東2)は北陸先端科学技術大学院大との提携などが好感されてストップ高。メドレックス<4586>(東マ)は生分解樹脂製マイクロニードルなどが言われて一時ストップ高。ドーン<2303>(JQS)は「ドローン」(小型無人飛行体)関連株人気や5月末の記念配当などが材料視されて一時ストップ高。

 本日上場のジャパンミート<3539>(東2・売買単位100株)は北関東地区を中心にスーパーマーケットなどを展開し、公開価格は1010円。取引開始と同時に1040円で初値がつき、後場は1118円まで上げて売買をこなし、大引けは1112円となった。

 東証1部の出来高概算は22億8362万株(前引けは10億5897万株)、売買代金は2兆4742億円(同1兆6759億円)。1部上場1952銘柄のうち、値上がり銘柄数は1753(同1721)銘柄、値下がり銘柄数は149(同162)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続き全33業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、不動産、海運、非鉄金属、証券・商品先物、保険、鉄鋼、輸送用機器、倉庫・運輸、ゴム製品、石油製品、などとなった。

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