協立情報通信の2月期第3四半期は増収、大幅増益

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■今期5円の記念配当も実施

 協立情報通信<3670>(JQS)は13日、第3四半期の非連結決算(3~11月)を発表し、売上高は前年同期比12.2%増の43億5700万円、営業利益は同89.6%増の2億1600万円、経常利益は同88.6%増の2億1600万円、四半期純利益は同2.2倍の1億3900万円となり、増収大幅増益を達成した。

 発表によると、ソリューション事業の売上高は12億7300万円(同3.2%増)、営業利益は1億2300万円(同9.4%増)と増収増益となった。4月以降は増税前の駆け込み需要の反動があったものの、「情報創造コミュニティー」の活用促進に注力。また、パートナー企業各社とのフェアの共催や共同DMなどの営業展開を強化した。

 モバイル事業の売上高は30億8400万円(同16.3%増)、営業利益は9300万円(同5890.1%増)と増収大幅増益となった。4月以降は駆け込み需要の反動が懸念されたが、「カケホーダイ&パケあえる」等の新料金プランの訴求効果や、競合他社との差別化に向けたサービス拡充施策により、総じて堅調に推移した。また、携帯電話とタブレット端末の「2台持ち」の提案やSDカードなどの副商材の販売に注力したほか、法人の新規大口案件も増加してきた。

 今期通期の見通しは、期初発表の予想を据え置き、売上高は56億200万円(前期比5.0%増)、営業利益は2億4800万円(同15.7%増)、経常利益は2億4800万円(同15.3%増)、純利益1億3800万円(同7.0%増)と増収増益を見込んでいる。

 また、併せて期末一括配当に5円の記念配当を加え、55円(前期は50円)に増額する予定である。

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