プラマテルズの16年3月期は原料価格の低迷を売上数量の増加等で補い、増収増益

■株価は予想PER6.8倍、PBR0.4倍、配当利回り3.69%と割安

 合成樹脂の専門商社プラマテルズ<2714>(JQS)の16年3月期は、汎用樹脂原料価格の低迷を、売上数量の増加や他商材の拡販により補ったことで増収増益となった。

 16年3月期連結業績は、売上高577億95百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益8億83百万円(同10.6%増)、経常利益8億45百万円(同8.3%増)、純利益5億37百万円(同9.6%増)であった。

 今期の事業環境については、主要取扱商品である合成樹脂原料価格は、原油相場の低迷に伴い、低価格水準の継続が見込まれていることから、経営環境は依然として厳しいと見ている。

 しかし、前期同様グループ全体として連携強化に努めることで、販売の強化を図ることで、今期17年3月期は、売上高590億円(前期比2.1%増)、営業利益8億85百万円(同0.2%増)、経常利益8億50百万円(同0.5%増)、純利益5億40百万円(同0.6%増)を見込む。

 配当については、前期同様年間16円(第2四半期末8円、期末8円)を予想している。

 26日の株価434円で計算すると、予想PER6.8倍、PBR0.4倍、配当利回り3.69%と割安。

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