【話題株】東京都心が初の「真夏日」記録でラウンドワンが「隠れた猛暑関連株」で注目

 23日は、東京都心で初の「真夏日」になる30.5度を観測し、大分県日田市では32.8度を記録、全国632地点で25度以上になる「夏日」になったと伝えられた。

 こうなると、条件反射的に思い浮かぶのがサマーストック・猛暑関連株で、市場関係者の間では、清涼飲料、ビール、アイスクリーム、エアコン・製氷機などの銘柄の値動きをチェックしたり、話題にする例が見られた。

 しかし、23日は、たとえばコカ・コーラウエスト<2579>(東1)は2%安、アサヒグループホールディングス<2502>(東1)は1.5%安、サントリー食品インターナショナル<2587>(東1)は2.1%安、ダイキン工業<6367>(東1)は0.4%安(各大引け値値)。一方、森永乳業<2264>(東1)は1.4%高、セイヒョー<2872>(東2)は1.6%高、ホシザキ電機<6465>(東1)は0.4%高だったが、いずれも小幅高の域を出なかった。

 こうした中で、「ラウンドワン<4680>(東1)は涼しい屋内でレジャーやスポーツが楽しめるから隠れた猛暑関連株ですよ」と話したのは、ロータス投資研究所の中西文行代表。ラウンドワンは23日、大引けで8.7%高となり年初来の高値を更新した。

 この日のラウンドワンには、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を960円から1160円に引き上げたとの話もあったが、確かに猛暑関連株であり、為替の円高が進む局面ではその影響を受けにくい銘柄としても見直される傾向があるとされる。

 猛暑関連株は、夏に向けて何度も人気化する可能性があるため、これからが楽しみといえる。過去、調査筋の統計で「△度以上ならビール株が動き、□度以上ならアイス株が動く」といった」リポートもあった。殺虫剤・虫よけ剤、プール・サマーランド関連株なども見逃せない。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る