【銘柄フラッシュ】リミックスポイントが急伸し「G7宣言」受け銀行株などジリ高

銘柄

 27日は、上場投信を除く東証1部の値上がり率1位がガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東1)の30.0%高となり、人気ゲーム「パズドラ」の中国版開始などが好感されて1月初につけた年初来の高値を一気に更新。2位はトランザクション<7818>(東1)の14.7%高となり、26日に業績・配当予想を増額発表したことが連日好感されて上場来の高値を約10カ月ぶりに更新。3位は日本アジア投資<8518>(東1)の13.1%高となり、政府が日本企業の国際競争力強化に向けて円借款の手続きを3分の1以下にするとの報道などが蒸し返されて出直りを強め高値に接近した。

 伊勢志摩サミットの「G7伊勢志摩首脳宣言」が正午過ぎに伝えられ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8316>(東1)などの銀行株や第一生命保険<8750>(東1)などの保険株が一段ジリ高。銀行にとって副作用の大きいマイナス金利にとどまらず幅広く景気の下ぶれリスクに対処することなどに期待が集まった。オープンハウス<3288>(東1)も後場一段ジリ高の10.2%高。

 FPG<7148>(東1)は東海東京証券が目標株価を引き上げたと伝わり11.0%高。雪印メグミルク<2270>(東1)は好業績や好需給が言われて経営統合後の高値を更新し3.9%高。光陽社<7946>(東2)は26日発表の前期決算や今期見通しが好感されて20.2%高。ランドコンピュータ<3924>(東2)は金融業界向けが大きく改正銀行法の成立は追い風との見方があり10.8%高と高値を更新。

 カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は抗がん剤の新薬候補を米社にライセンス供与との発表などが言われて朝から買い気配のままストップ高の17.6%高。カーディナル<7855>(JQG)はクレジットカードの悪用防止を測る目的で経済産業省がICカード対応の読み取り端末の導入を加盟店に義務づける方針と日本経済新聞で伝えられ大引けまで買い気海のままストップ高の17.6%高。

 リミックスポイント<3825>(東マ)は子会社ビットポイントが仮想通貨ビットコインなどの取引所サイトを開設とされて急伸し27.4%高。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は業績好調に加えてHPの「今週の採用タイトル」でいぜん同社製品が活発に使われていることなどが言われ9.2%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る