クリーク・アンド・リバー社はアイデアレンズ社の新製品紹介と今後の戦略に関する発表会を15日恵比寿で開催

■井川幸広社長がVR、AR元年について語る

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東2)は 15日(水)東京・恵比寿で、VR(ヴァーチャル・リアリティ、仮想現実)関連製品機器の企画・開発・販売およびVRソフトウェアの開発・運用を行うアイデアレンズ社の新製品紹介と今後の戦略に関する発表会で、日本のコンテンツをアイデアレンズに紹介し世界を目指していくことと、日本市場でのマーケティングに協力していく方針を発表した。

 発表会で当社代表取締役社長井川幸広氏は、「VR、ARというのは、5年ほど前から必ずこの時代が来るだろうと確信していました。そのころ、我々クリエイティブに関わる者にとっては、非常にドキドキするような本当に新しい世界が到来するような感覚、感触が得られました。当社としてもどのような世界を作り出していけるのか、また、クリエイター、エンターテイメントにとってどういうものが喜ばれるのかと模索している中で、アイデアレンズと知り合うことが出来ました。アイデアレンズの機械の性能は、先程ご説明がありまして、非常に優れた製品であることが分かります。また、ご覧いただいて分かるように、コードがありません。Wi-Fiで出来る仕掛けとなっています。例えば、テレビでいう生中継というのがありますが、リアルタイムで話すことが出来るという特性を考えた場合、エンターテイメントだけではなく、ありとあらゆる産業の中に入っていけるVR、ARの世界が見えてきた次第です。アイデアレンズの製品は、そういった意味での自由度がありますので、創作活動、アイデア、企画の面で非常に刺激されます。これまで、アイデアレンズと共に、いかに日本の優れたコンテンツを世界に発信していくことが出来るだろうかということで、ディスカッションを積み上げてきました。どのようなマーケティングをしていくか具体的にはこれからです。当社はテレビ、映画等の色々な企画を行っていますので様々なアイデアが出てきます。例えば、宇宙に向かうロケットの先端にカメラを載せて、この瞬間に宇宙空間を漂っている世界が実現できたりします。また、アフリカを横断する動物と一緒に、まるでアフリカのど真ん中に入るようなリアル感が得られたり、今まで想像できなかったような世界を作り出したりすることが出来ます。しかもバーチャルでも、リアルタイムでも可能ということが、考えるだけで本当にワクワクします。例えば、医療であったとしても、建築の分野であったとしても、色々な分野で、こういった技術が取上げられることによって、今までと違ったプレゼンテーションが出来ます。そういったこともあって、当社としては、VR、ARに関して、非常に自由度の高いアイデアレンズと日本でのマーケティングをしっかりと行いながら、さまざまなものにチャレンジしていきたいと思います。そのチャレンジというと3年程前から、ハウステンボスでは、VRを使ったアミューズメント施設を数多く、作り出しています。そこで、ハウステンボスの協力も得ながら、共同でチャレンジしていこうと思っています。」と語った。

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