弁護士ドットコム、AIで炎上リスクを事前検知する無料ツールをリリース

■企業やインフルエンサーから反響、βテストを経て一般向けに開放

 弁護士ドットコム<6027>(東証グロース)は7月4日、SNSなどでの誹謗中傷や炎上を未然に防ぐ生成AI搭載のリスクチェックツール「AI炎上チェッカー」の無料配信を開始したと発表した。投稿前に内容を分析し、「攻撃性」「差別性」「誤解を招く表現」の3観点から炎上リスクを評価するもので、App StoreおよびGoogle Playにて入手可能となっている。

 同社は、4月のクローズドβテストで想定を上回る反響と多数の不安の声を受け、より多くの利用者に届けるため無料化に踏み切った。発信行為が日常化する中で、意図せぬ表現が信頼を損なうリスクに対処する目的がある。安全性が確認された投稿はアプリからそのまま各種SNSへ送信可能で、利便性も重視した設計となっている。

 ツールは「発信を抑制する」のではなく、表現の改善に向けた選択肢を提示する仕組みを採用。リリース後も継続的に改良を進め、将来的にはより積極的な炎上防止策を組み込んだ製品へと発展させる意向を示している。技術とリーガル知見を融合させた取り組みにより、安心して意見表明できる環境づくりを目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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