【株式市場】週末の円高再燃など警戒し日経平均は急反騰だが伸び悩む

株式

◆日経平均の終値は1万5599円66銭(165円52銭高)、TOPIXは1250.83ポイント(9.27ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億9738万株

チャート3 17日後場の東京株式市場は、午前中の円安基調が一服し、土・日の間に再び円高が再燃する警戒感があるようで、日経平均は前場の高値1万5774円87銭(340円73銭高)を抜けず、約200円高の1万5600円をはさんで上に80円ほど、下に20円ほどの振幅で小動き小動きモミ合いとなった。大幅反発だが伸び悩みが目立った。主な株価指数はそろって高い。

 新規上場のやまみ<2820>(JQS・売買単位100株)は豆腐や厚揚げなどの製造販売大手で、公開価格は1690円、9時6分に公開価格の61円高の1751円で初値をつけ、直後に1790円まで上げたが、後場は静かな相場になり、大引けは1563円だった。

 引き続き西松屋チェーン<7545>(東1)が業績予想の増額などを好感して活況高を続け、大引けは東証1部の値上がり率1位の17.6%高。三菱自動車<7211>(東1)は問題の「軽」所有者に1台当たり10万円のお詫び料と伝えられ、賠償額が見えてきたとの見方で不透明感が晴れた様子となり反発。上場2日目の農業総合研究所<3541>(東マ)が大幅続伸となり、石井工作研究所<6314>(JQS)は無人飛行体ドローン事業への期待などが言われて活況高。

 東証1部の出来高概算は23億9738万株(前引けは9億700万株)、売買代金は2兆4744億円(同9044億円)。1部上場1959銘柄のうち、値上がり銘柄数は1324(同1699)銘柄、値下がり銘柄数は552(同173)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値上がり上位の業種は、輸送用機器、鉱業、ガラス・土石、機械、非鉄金属、鉄鋼、保険、金属製品、などとなった。

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