メタウォーターは浄水向け紫外線照射装置を開発

図=紫外線照射装置イメージ

■世界トップクラスの高出力「UV-LED」により処理水量2,000㎥/日を可能に

 メタウォーター<9551>(東1)は、世界トップクラスの高出力「紫外線LED」を光源に使用した処理水量2,000㎥/日の浄水向け紫外線照射装置を開発した。今後は、17年度中の発売を目指すとともに、ラインナップを充実させ、将来的には処理水量20,000㎥/日、給水人口10万人規模の浄水施設にも対応できるよう、開発を加速させる。

 現在、水銀ランプを使用した紫外線照射装置が一般的だが、国連環境計画(UNEP)の外交会議(13年10月)で、水銀汚染防止に向けた国際的な「水銀に関する水俣条約」が採択され、日本では、16年2月に「水俣条約」の締結が閣議決定されるなど、安全性の高い「UV-LED」を使用した紫外線照射装置のニーズが高まっている。

 今回開発の紫外線照射装置は、同社が長年培った水処理技術と世界トップクラスの高出力「UV-LED」により、業界初となる処理水量2,000㎥/日を可能にする。現在国内で、クリプトスポリジウム対策の観点で紫外線照射装置の導入を検討している浄水場は、約1,800カ所あると推測され、早期の製品化により、スムースな導入が期待される。

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