【株式市場】英国EU問題などで日経平均は4日ぶり反落だが新規上場株は好発進

株式

◆日経平均の大引けは1万6065円72銭(103円39銭安)、TOPIXは1284.61ポイント(9.29ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億1566万株

チャート4 22日後場の東京株式市場は、為替がやや円安に傾く場面があり、日経平均は株価指数の先物主導で13時30分頃に8円12銭安(1万6160円99銭)まで浮揚した。しかし、
一時堅調に転じた日産自動車<7201>(東1)が再び軟化するなど、いぜん英国のEU(欧州連合)離脱を巡り不透明感が漂い、日経平均は4日ぶりの反落となった。主な株価指数はそろって安い。

 後場は、カルビー<2229>(東1)が大手証券の目標株価などを材料に後場一段高の大幅続伸となり、エイチームはオンラインゲームの登録者数拡大に加えて挙式場をVR(拡張現実)技術による360度動画で事前内覧する業界初のシステムが言われて一段高。ぷらっとホーム<6836>(東2)は屋外型IoTボックスソリューションなどが好感されストップ高。6月15日上場のホープ<6195>(東マ)は自治体支援事業を行い地方創生政策に基づき国立大学が地域学部と伝えられ期待高。ソフトフロント<2321>(JQG)は上位株主のOakキャピタルの保有比率低下と伝わり投資育成が一巡かとされて急伸。

 本日上場のジェイリース<7187>(東マ・売買単位100株)は九州を地盤に家賃保証事業などを展開し、公開価格は3100円。10時6分に4170円で初値がつき、その後4740円まで上昇。後場は売買交錯となり、終値は3500円となった。

 上場2日目のストライク<6196>(東マ・売買単位100株)は9時3分に7770円(公開価格3440円の2.3倍)で売買が成立し、上場2日めで初値。高値は前場の7920円で、後場は内々交錯となり終値は6720円。

 上場2日目のAWSホールディングス<3937>(東マ・売買単位100株)は10時28分に8350円(公開価格2490円の3.4倍)で初値がつき、高値は後場の9290円、終値は7600円。

 東証1部の出来高概算は16億1566万株(前引けは7億4094万株)、売買代金は1兆7039億円(同7675億円)。1部上場1959銘柄のうち、値上がり銘柄数は411(同206)銘柄、値下がり銘柄数は1433(同1656)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種(情報・通信、鉱業)のみとなり、値下がり率の低い業種は、食料品、小売り、医薬品、その他金融、金属製品、保険、卸売り、保険、などとなった。

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