ITbookが年金の受給資格の弾力化など期待材料に15%高

株式市場 銘柄

■年金の個人情報が流出したときに大相場の実績

 公共機関向けIT支援サービスなどのITbook<3742>(東マ・売買単位100株)は13日、18%高の508円(78円高)まで上げて大幅続伸となり、14時を過ぎても15%高(63円高)前後で強い展開を続けている。社会保障・税番号制度(マイナンバー)対応支援や自治体情報セキュリティ支援などで実績があり、首相が11日、大規模な経済対策とともに年金の受給資格の弾力化や奨学金に関する新たな給付方式の導入などに触れたことを受けて連想買いが広がったとの見方が出ている。

 日本年金機構で個人情報の流出が判明した2015年5~6月には、自治体向けセキュリティ支援サービスなどが注目されて人気化し、3倍から4倍近い高騰となったことがある。自律反騰が本格化した場合には4ケタ(1000円)前後まで上値余地が見込めるとの見方もある。

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