小森コーポレーションが「生前退位」関連報道など材料に後場一段と強含む

株式市場 銘柄

■天皇陛下がビデオ録画で8日登場と伝わり日本金銭機械も高い

 紙幣印刷機の大手・小森コーポレーション<6349>(東1・売買単位100株)は4日の後場寄り後に一段と強含んで1278円(94円高)をつけ、7月下旬の下げをほぼ回復する出直り相場となっている。「生前退位の意向を持たれている天皇陛下がお気持ちを述べられる姿をビデオに録画し、8日に発表される見通しであることが、関係者への取材でわかった」(読売オンライン8月04日)と伝えられたことが思惑を強めたとの見方が出ている。日本金銭機械<6418>(東1)も後場一段強張っている。

 小森コーポレーションの第1四半期決算(2016年4~6月)は7月28日に発表され、営業・経常・純利益ともこの四半期は赤字だった。このためか、株価は前日の終値1281円に対し29日には一時1137円まで11%急落した。ただ、7月29日付では発行済み株式総数の8.79%に相当する600万株を消却し、株式価値の向上が図られている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る