【銘柄フラッシュ】第一中央汽船が急伸しソフトバンクは携帯4社統合を好感し高い

銘柄フラッシュ

 23日は、トヨタ自動車<7203>(東1)が朝方の高値を抜けずに強もみ合いの1.3%高だったのに対し、ソニー<6758>(東1)は欧州事業の割合の大きい銘柄としてECB(欧州中央銀行)の量的緩和策決定などが好感されて後場一段高の4.9%高となり2011年以来の高値に進み、ドイツ企業と資本関係のあるDMG森精機<6141>(東1)は欧州株の全面高に加え、ドイツの持分適用会社の買収発表が好感されて6.0%高の続伸戻り高値となった。

 ソフトバンク<9984>(東1)が11時30分にソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルの4社合併発表を好感して一段ジリ高となり4.2%高、イーブックイニシアティブ<3658>(東1)は中国での電子書籍事業の発表などを材料に6.6%高の急伸となり、日欧の量的緩和、米国の株高を受けて第一生命保険<8750>(東1)の5.3%高など保険株、銀行株も高い。

 FDK<6955>(東2)は産業機器用ニッケル水素電池で米国市場に進出と伝えられて23.7%高と急伸し、UBIC<2158>(東マ)は「共起形態素アルゴリズム」に関する特許発表が言われて急伸し、ハマイ<6497>(JQS)はトヨタ自動車(7203)のFCV(燃料電池車)増産を受けて水素燃料バルブへの期待が再燃し急反発。

 東証1部の値上がり率1位は第一中央汽船<9132>(東1)の34.2%高となり11時頃に貨物船の損害を巡る英国での訴訟で勝訴との発表を好感し、2位の日本システムウエア<9739>(東1)は11.1%高となり同社製品がシスコのIoT/IoE環境に採用されたとの一昨日発表が好感されて高値を更新、3位は小林洋行<8742>(東1)の9.4%高となり農水省が23日付で商品先物取引法の施行規則を富裕層に限定して緩和したことが追い風とされて9.4%高の急伸となった。

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