【注目銘柄】ニイタカは年初来高値更新、大幅増益を好感して上げ足速める可能性あり

注目銘柄

■17年5月期第四半期大幅増益

 ニイタカ<4465>(東1)に注目したい。5日の株価は5円高の1435円と3月につけた年初来高値を更新している。9月30日に発表した17年5月期第1四半期(6~8月)連結業績は大幅増益だった。今後、上げ足を速める可能性がありそうだ。

■通期ベースでも好業績に期待

 フード業界向け業務用洗剤・洗浄剤および固形燃料の製造・販売を主力としている。17年5月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.3%増の36億90百万円、営業利益が同2.1倍の1億83百万円、経常利益が同76.3%増の1億94百万円、純利益が同87.6%増の1億33百万円だった。食の安全・安心意識の高まりも背景として、環境にやさしくコストパフォーマンスにも優れた「パウチ包装タイプ高濃度洗剤・洗浄剤」が好調に推移した。増収効果、コスト低減効果、円高による原材料費低減効果などで大幅増益だった。

 通期予想は据え置いて、売上高が前期比4.3%増の155億円、営業利益が同45.2%増の9億50百万円、経常利益が同39.9%増の9億70百万円、純利益が同37.0%増の6億50百万円としている。通期予想に対する第1四半期の進捗率はやや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画のため、通期ベースでも好業績が期待される。

 株価は7月~9月の1300円~1400円近辺でのモミ合いから上放れ、5日の株価は5円高の1435円と3月につけた年初来高値を更新している。今後、さらに上値を試す展開となり上げ足を速める可能性がありそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る