【注目銘柄】インスペックは16年5月~17年2月累計受注は28%増と好調

注目銘柄

 インスペック<6656>(東マ)に注目したい。半導体パッケージ基板等の外観検査装置(AVI)やパターン検査装置(AOI)を主力としている。3月1日発表した16年5月~17年2月累計受注高は前年比28%増と好調だった。17年4月期は黒字化予想である。株価は戻り歩調だ。受注好調を評価して上値を試す展開が期待される。

 月次受注速報によると、16年5月~17年2月累計受注高は前年比28%増の11億03百万円となった。17年2月は国内顧客からリードフレーム検査装置およびソフト改造等を受注した。

 今後も主力の基板AOIやAVIの他、ロールtoロール型のフレキシブル基板用AOI、インライン検査装置(高性能画像処理モジュール)を中心に、受注拡大に努めるとしている。

 17年4月期の連結業績予想は、売上高が16年4月期比42.5%増の23億20百万円、営業利益が1億70百万円(16年4月期は19百万円の赤字)、経常利益が1億60百万円(同41百万円の赤字)、純利益が1億円(同25百万円の赤字)としている。受注好調であり、収益改善基調が期待される。

 株価は戻り歩調だ。2月2日には1674円まで上伸し、16年9月の戻り高値1680円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。受注好調を評価して上値を試す展開が期待される。16年7月高値2150円も視野に入りそうだ。(MM)

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