トレジャー・ファクトリーは10時にかけて回復し先行投資を評価の動き

株式市場 銘柄

■通期業績予想を下方修正したが大阪のカインドオル社グループ化し期待強まる

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1・売買単位100株)は14日、安寄りのあと回復する始まりとなり、820円(83円安)で取引開始のあとは10時にかけて848円(55円安)まで上げて強い展開となっている。13日の取引終了後に第2四半期決算(2016年3~8月累計、連結)を発表し、17年2月通期の見通しを下方修正したが、その主因として、9月に子会社化した中古品買取販売の株式会社カインドオル(大阪府)の取得費用や同社の業績などを加味したことがあるため、先行投資による前向きの下方修正との受け止め方が少なくない。

 トレジャー・ファクトリーは今期から連結財務諸表を作成したため、連結ベースでは前期との比較ができないが、見通し修正後の17年2月通期の連結売上高は136.80億円とし、16年2月期の単体比で約12.0%増加する。経常利益は10.23億円を見込み同じく8%減になるが、先行投資と見るならむしろ投資家としては絶好機との見方がある。

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