
■「品質を向上させた『ロイヤルブレッド』大きく伸長」、低価格製品も充実
山崎製パン<2212>(東証プライム)は4月28日、反発相場となり、5%高の3294.0円(166.0円高)まで上げた後も堅調で4取引日前につけた高値3408.0円に向けて出直りを強めている。前取引日・25日に発表した第1四半期決算(2025年1~3月・連結)が堅調で、売上高は前年同期比3.9%増加し営業利益は同1.8%増加。コメ高騰のため今後パン食の需要増加が強まるとの見方があり注目度は高いようだ。
第1四半期は、「本年1月から新規技術を活用して品質を向上させた『ロイヤルブレッド』が大きく伸長するとともに、『スイートブレッド』などの低価格食パンや前期に品質を向上させた『レーズンゴールド』が好調」(決算短信より)だった。通期(26年3月期)の連結業績予想は期初に開示した数値を据え置き、売上高は1兆2750億円(前期比2.5%増)、営業利益は550億円(同6.0%増)などとしたが、「2極化・3極化戦略によって低価格製品を充実」させ「変化するお客様のニーズに対応した隙のない製品対応を推進」(同)するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)