【注目銘柄】シンワアートオークションは調整一巡して急伸、第1四半期営業黒字化を評価

注目銘柄

■調整一巡して反発期待

 シンワアートオークション<2437>(JQ)に注目したい。14日の株価は21円高の335円まで上げて急伸している。10月13日発表した17年5月期第1四半期(6~8月)連結業績は大幅増収で営業黒字化した。通期も増収増益予想である。株価は直近安値圏から切り返しの動きを強めている。調整一巡して反発が期待される。

■17年5月期第1四半期営業黒字化、通期も増収増益予想

 17年5月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比2.4倍の10億71百万円で、営業利益が5百万円の黒字(前年同期は47百万円の赤字)、経常利益が2百万円の赤字(同51百万円の赤字)、純利益が10百万円の赤字(同35百万円の赤字)だった。オークション関連事業の取扱高は減少したが、エネルギー関連事業(太陽光発電施設販売事業、売電事業)の大幅伸長が牽引した。

 通期の連結業績予想は前回予想(7月13日公表)を据え置いて、売上高が前期比10.3%増の42億99百万円、営業利益が同17.1%増の4億17百万円、経常利益が同15.2%増の3億82百万円、純利益が同37.2%増の2億25百万円としている。通期予想に対する第1四半期の進捗率は低水準の形だが、オークション開催回数の多い第2四半期(9~11月)および第4四半期(3~5月)の構成比が高い季節変動要因を考慮すると、通期ベースでも好業績が期待される。

 株価は上値を切り下げたが、9月下旬~10月上旬の直近安値圏300円近辺から切り返しの動きを強め、14日の株価は21円高の335円まで上げて急伸している。調整が一巡したようだ。第1四半期営業黒字化を評価して反発展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る