【注目銘柄】ハウスコムは好業績を評価して年初来高値を更新

注目銘柄

■好業績を評価して上放れに期待

 ハウスコム<3275>(JQ)に注目したい。18日の株価は159円高の1745円まで上げて急反発し、年初来高値を更新している。17日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)非連結業績予想の大幅増額修正を発表した。通期予想にも増額余地がありそうだ。株価は戻り高値圏でモミ合う展開だったが、好業績を評価して上放れが期待される。

■17年3月期第2四半期累計を大幅増額修正、通期も増額余地

 17年3月期第2四半期累計の非連結業績予想は、前回予想(4月28日公表)に対して売上高を97百万円増額して前年同期比8.7%増の46億17百万円、営業利益を1億65百万円増額して同62.1%増の3億08百万円、経常利益を1億60百万円増額して同57.2%増の3億05百万円、純利益を1億05百万円増額して同78.6%増の1億94百万円とした。減益予想から一転して大幅増益予想となった。周辺商品の販売が好調に推移して仲介業務関連収入が増加し、さらに人件費増加の抑制も寄与したようだ。

 通期の非連結業績予想については、本社施設移転費用等の発生を考慮して前回予想(4月28日公表)を据え置き、売上高が前期比7.1%増の99億66百万円、営業利益が同5.8%増の8億54百万円、経常利益が同1.7%増の10億96百万円、純利益が同5.5%増の6億65百万円としている。通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は、売上高が46.3%、営業利益が36.1%、経常利益が27.8%、純利益が29.2%で低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画であり、通期予想にも増額余地がありそうだ。

 株価は戻り高値圏の1500円~1600円近辺でモミ合う展開だったが調整一巡感を強め、18日の株価は159円高の1745円まで上げて急反発し、年初来高値を更新している。週足チャートで見ると26週移動平均線回復の動きを強めている。好業績を評価して上放れが期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  4. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  5. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  6. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る