【株式市場】米国消費者物価指数など控え日経平均は上値想いが材料株など強い

株式

◆日経平均の終値は1万6963円61銭(63円49銭高)、TOPIXは1356.57ポイント(4.01ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億3182万株

チャート5 10月18日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜、米国のCPI(消費者物価指数)発表があるため円相場への影響が気にされ、ホンダ<7267>(東1)は高いがトヨタ自動車<7203>(東1)は軟調など、同一セクターでも値動きの異なる展開になった。日経平均は前場に続いて小動きだったが、寄与度の大きいファーストリテイリング<9983>(東1)などがジリ高基調となったこともあり、大引けにかけて一時66円78銭高(1万6966円90銭)まで上げ、大引けも堅調で小幅だが3日続伸となった。主な株価指数はそろって堅調。

 後場は、10月25日に東証上場予定のJR九州(九州旅客鉄道、銘柄コード番号9142)にちなむ九州経済関連株としてMrMax<8203>(東1)が一段高となり、大建工業<7905>(東1)フライトホールディングス<3753>(東2)は17日に業績予想を増額発表したことなどが好感されて一段高。ファンデリー<3137>(東マ)シャープ<6753>(東2)のインターネットに接続できるオーブン電子レンジ「ヘルシオ」と相乗りでの「IoT」進出などが好感されてストップ高。ランシステム<3326>(JQS)バンダイナムコホールディングス<7832>(東1)のナムコとの提携が好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は15億3182万株(前引けは7億6125万株)、売買代金は1兆7731億円(同8481億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1272(同1083)銘柄、値下がり銘柄数は564(同720)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、パルプ・紙、建設、不動産、電力・ガス、化学、精密機器、ガラス・土石、鉄鋼、などとなった。

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