【株式市場】材料株が高く日経平均は236円高まで上げ6ヵ月ぶりの水準を回復

株式

◆日経平均の終値は1万7235円50銭(236円59銭高)、TOPIXは1370.80ポイント(13.60ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億5108万株

チャート11 10月20日後場の東京株式市場は、為替が引き続き円安気味に推移し、公的年金が年度下期の運用を本格化させて動き出したとの見方もあり、株価指数先物の強さが目立ったようで、日経平均は後場寄り後に上げ幅を200円台に拡大。14時頃から再び上げて本日の高値となる1万7235円50銭(236円59銭高)で終わった。5日続伸となり、終値では5日ぶりに1万7000円台を回復し、終値では4月27日以来6ヵ月ぶりの水準を回復した。主な指数では東証マザーズ指数が軟調。

 後場は、不動産株や大手銀行株が本日の高値圏で値を保ったほか、任天堂<7974>(東1)は全く新コンセプトのゲーム機「NX」(開発コード名)の映像をホームページに公開と伝わり、売買代金1位の活況の中を一段高。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東1)は新ゲームの事前登録開始と伝えられて後場急動意。メンバーズ<2130>(東2)は19日発表の業績予想増額が好感されて急伸し、メディア工房<3815>(東マ)は米社との資本業務提携が好感されてストップ高。スペースシャワーネットワーク<4838>(JQS)は音楽番組配給の大手でボブ・ディラン氏のノーベル賞などが思惑買いにつながったとされて急伸。

 東証1部の出来高概算は18億5108万株(前引けは8億4151万株)、売買代金は2兆826億円(同9598億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1446(同1265)銘柄、値下がり銘柄数は414(同551)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、証券・商品先物、ゴム製品、銀行、その他製品、倉庫・運輸、鉄鋼、電力・ガス、建設、保険、などだった。

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