JFEシステムズの28日の株価は、前日発表の第2四半期が2期連続の最高益更新で、年初来高値を付ける

株式市場 銘柄

■製鉄所のシステムリフレッシュが本格化し鉄鋼部門の売上が好調に推移

 JFEシステムズ<4832>(東2)の28日の株価は、前日発表の第2四半期が2期連続の最高益更新であったことから、年初来高値を付けた。

 第2四半期連結業績は、売上高182億15百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益7億32百万円(同45.0%増)、経常利益7億34百万円(同48.3%増)、純利益4億78百万円(同69.9%増)と増収大幅増益。

 好業績の要因の一つとして、製鉄所のシステムリフレッシュが本格化したことが挙げられる。

 売上高の内訳の概要は、鉄鋼81億円(同8億円増)、一般顧客67億円(同0億円増)、基盤15億円(同1億円増)、子会社19億円(同1億円増)であった。

 通期連結業績予想は、製鉄所のシステムリフレッシュが本格化し鉄鋼部門の売上が好調に推移すると見ていることから、中期計画の17年度中期計画値を1年前倒しで達成する見込み。

 ちなみに、今期通期連結業績予想は、売上高394億円(同6.4%増)、営業利益19億80百万円(同1.2%増)、経常利益20億円(同2.4%増)、純利益12億90百万円(同13.8%増)と最高益更新を見込む。

 なお、製鉄所のシステムリフレッシュは今後数年間で、600億円から700億円の大規模事業であることから、同社の業績には追い風といえる。

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